四国八十八ヶ所霊場 徳島編
第11番札所 藤井寺(ふじいでら)
御本尊
御本尊は「薬師(やくし)如来像(にょらいぞう)」で四国霊場で最古の仏像(秘仏のため公開はされていないようです)
兵火でも火災でも焼けずに無事だったため、「厄除け薬師」として親しまれています。
仁王門
年季の入った仁王門の先には 弘法大師手植えの五色の藤があります。(9月だったので藤は見ることはできませんでした。)
藤井寺の寺号の由来となりました。
本堂
本堂内には迫力のある龍の天井画があります
屋根にはシャチホコや鬼瓦や獅子?など立派な装飾が印象的です
賓頭盧尊者(びんずるそんじゃ)
本堂には 「びんずるさん」と呼ばれるなで仏がいます
自分の体の悪いところをなでると病気が治るという信仰があります。
しっかり撫でまわしました(笑)
白龍弁財天(はくりゅうべんざいてん)
8本の腕がありそれぞれ剣や筆、弓などを持っています。中に入ることはできませんが、格子の間から拝顔できます
金運アップや武芸の上達、芸事の上達に御利益があるといわれています
御朱印
12番札所 焼山寺
「遍路転がし」と呼ばれる難所のひとつだけあって 車でもなかなかの道のりでした。
駐車場までは細い山道が続き ガードレールもないようなところで、前から車が来るとすれ違える場所でも緊張が走ります。
この地には天変地異を起こす大蛇が火を噴き、焼き山となっていた。 弘法大師が修行に訪れた際にこの大蛇を退治し、焼け山の寺と名付けたのが「焼山寺」の由来と伝えられています。
十三仏(じゅうさんぶつ)
駐車場から本堂までゆるい坂道を登っていきます。
その途中には不動明王から始まる十三仏像があります。
十三仏(じゅうさんぶつ)とは
不動明王(ふどうみょうおう)、釈迦(しゃか)如来(にょらい)、文殊菩薩(もんじゅぼさつ)、普賢菩薩(ふげんぼさつ)、地蔵(じぞう)菩薩(ぼさつ)、弥勒菩薩(みろくぼさつ)、薬師(やくし)如来(にょらい)、観音(かんのん)菩薩(ぼさつ)、勢至菩薩(せいしぼさつ)、阿弥陀(あみだ)如来(にょらい)、阿門(あもん)如来(にょらい)、大日如来(だいにちにょらい)、虚空蔵菩薩の十三仏は、十三回の追善供養(初七日〜三十三回忌)をそれぞれ司る仏様としても知られている
仁王門
10分ほど参道を歩くと仁王門にたどり着きます。
巨木の杉
徳島県指定天然記念物の杉の並木。樹齢は約500年ともいわれているそうです。
参道からお寺まで大きな杉ばかりです。
三面大黒天堂(さんめんだいこくてんどう)
本堂の左には三面大黒天を祀ったお堂があります。屋根の下、打ち出の小槌がついていました。
大黒天(正面)、毘沙門天(左)、弁財天(右)が合体した仏さま。
顔も手も3対あり、それぞれの手には鎌や剣、打ち出の小槌などを持っています。
賓頭盧尊者(びんずるそんじゃ)
焼山寺のびんずるさんは 納経所の前にいました。
御朱印
山の中にある焼山寺は 車でも行くのが大変な場所にあり 雰囲気も特別な感じがしました。
集団のお遍路さんがいましたが 大きな観光バスから途中で小型バスに乗り換えてきているようです。
歩きお遍路さんは本当に尊敬します。
私もとにかく結願(けつがん)するようがんばります。
(結願とは八十八か所最後までまわることです。)