四国八十八ヶ所霊場 愛媛編
46番札所 浄瑠璃寺
参道入口の石段左横に「永き日や衛門三郎浄瑠理寺」と彫られた正岡子規の句碑が立っています。
このあたりは遍路の元祖といわれる河野衛門三郎のふる里として知られています
河野衛門三郎
空海を追いかけて四国を巡回し始めた時に、空海がいたお堂に自分の名前を書いて打ち付け、空海が戻ってきた時に自分が追いかけていることに気がついてもらえるようにしたそうです。空海へ「ここにいました」というメッセージとして残したわけです。この目印の札が、四国お遍路の納め札の始まりと言われています。
浄瑠璃寺を出て八坂寺に向かう途中に 衛門三郎像がありました。
イブキジャクシン
樹齢千年を越えるイブキジャクシンは松山市天然記念物に指定されています。
境内に3本のイブキの大木があります。
仏手石
仏の両手に自分の手を重ねて祈ります。智恵や技能にご利益があるといわれています。
仏足石
石に刻まれた仏の足跡に自らの足を重ね祈願すると交通安全や健脚にご利益があるそうです
裸足で踏むようにとありましたが 雨上がりで濡れていたので 今回はやめておきました。
仏手花判
お釈迦様の指紋、撫でると心身堅固や文筆達成といったご利益があるそうです。
説法石
「おかけください。霊鷲山(りょうじゅせん)の石が埋め込んであります」と書いてあいます。
「説法石」は、お釈迦様が説法・修行されたインド霊鷲山の石です。
雨上がりだったのでこちらも座れませんでした。残念💦
九黄封じの石
人間に降りかかる九つの不慮の災難(死)を遠ざけるための加持を施した巨石です。
1.不治の病に患る。
2.暴力非行に会う。
3.淫酒に耽れる。
4.火傷傷をおう。
5.水難にあう。
6.獣蛇に咬まれる。
7.崖から転落する。
8.毒呪に中る。
9.渇き飢える。
網掛け石
昔、三坂峠の遍路道の邪魔になっていた2個の巨石の1つ 浄瑠璃寺手前にお大師さまが運んだといわれています。
本堂
御本尊 薬師如来
商売繁昌や家内安全祈願をしましょう。
大師堂
弘法大師様と紐で繋がっています。
抱っこ大師
大師堂には 弘法大師の子どもの頃を象った木彫りの「だっこ大師」があります。
弘法大師の幼名は、佐伯眞魚(まお)といい、その重みもちょうどその頃の大きさだそうです。
一願弁天
本堂の左側には「一願弁天」の赤い鳥居とお社があります。
願い事は一つだけ、美貌・智恵・福徳・芸術に関するお願いをすると良いそうです。
御朱印
境内には、触れてご利益を祈願する奇石がたくさんあり、仏さまを身近に感じることができるお寺でした。