四国八十八か所を知って ゆるくまわろう(車お遍路)石手寺

四国八十八か所霊場巡り

四国八十八ヶ所霊場  愛媛編

51番札所 石手寺(いしてじ)

境内入口には、正座をした衛門三郎の石像があります。

河野息利の家に生まれた男の子の左手が開かず、安養寺住職が祈祷すると「衛門三郎再来」と書かれた小石を握っていました。その男の子が河野息万であり、衛門三郎の生まれ変わりといわれています。この小石は今の寺宝として残り、寺号を「石手寺」と改称します。

衛門三郎とは

空海を追いかけて四国を巡回し始めた時に、空海がいたお堂に自分の名前を書いて打ち付け、空海が戻ってきた時に自分が追いかけていることに気がついてもらえるようにしたそうです。空海へ「ここにいました」というメッセージとして残したわけです。この目印の札が、四国お遍路の納め札の始まりと言われています。

他にもいろいろな石像が迎えてくれます。

仲見世

ほとんどのお店は閉まっていました。これはコロナのせいでしょうか?

仲見世を抜けると仁王門があります。

仁王門

国宝に指定されています。

日本最古の建築様式のみ楼門であり、屋根は入母屋造で本瓦葺。

県指定文化財の金剛力士像。

健康健脚になると言われる約3mの大わらじが掛かっています。このわらじは4年に1度掛け替えられるそうです。

そのわらじにたくさんのお賽銭がはめ込まれています。

本堂 

御本尊  薬師如来

本堂の前には五鈷杵(ごこしょ)という大きな仏具があります

大師堂 

かつては壁に正岡子規 夏目漱石ら多くの文化人の落書きが記されており、「落書堂」とも呼ばれていました。

現在は、白いボードが貼られていて落書きができます。

三重塔 

重要文化財に指定されています。

内には五智如来(ごちにょらい)が安置されているそうです。

五智如来とは

密教で5つの知恵を5体の如来にあてはめたもの。

①大日如来(中心)②阿閦如来(東)③宝生如来(南)④阿弥陀如来(西)⑤不空成就如来(北)

西安大師

三重塔の先には山頂にそびえ立つ弘法大師像が見えます。

鐘楼(袴腰造はかまごしづくり)

三重塔の右隣の「鐘楼」も重要文化財で、住職しかつくことができないそうです

鐘楼(吹放し型) – 山門を入って左の鐘は自由に撞ける。

弁財天

護摩堂

一切経堂

阿弥陀堂 

二王門を入り左側。ぼけ防止の祈願者

訶梨帝母天堂(かりていもてんどう)

重要文化財に指定されています。

鬼子母神さまをお祀りしています。

ここの石を持ち帰って祈り、無事に出産した時に持ち帰った石と新しい石を持参してお礼参りをします。

元気再生石

石を1つ持って帰って、1年したら7つ添えて8つ返します。

七転び八起の石です。

宝物館

拝観料は200円

安養寺時代からの寺宝を展示。

ここで 衛門三郎の再来伝説の「石」をみることができます。

 

石仏の庭

仏陀?が送った一生が、石に彫られています。

どこかで似たようなものを見た気がします。

清浄洞窟

狭くて暗い洞窟を恐る恐る入っていくと 真っ暗で引き返すのも怖かったのです ここまで来たら進むしかないと先に進むと青白い光が・・・ 出口かと思ったら何かの仏像?が2体! パニックってよく見ずひたすら出口に向かいました。怖かった!

出たところには 部屋のようなものが

後で調べたらそこは座禅や瞑想ができるところのようです。

その先はたくさんの石像が・・・

大日曼荼羅石像群

道路脇に、東寺講堂の立体曼荼羅に模した石像群が並んでいました。

マントラ洞窟

本堂の左側  八十八ヶ所霊場と四十九修行場です。洞窟は、石手寺の裏手と大師堂の裏手の2通りに抜け、石手寺の裏手にあるマントラ塔に続きます。

暗くて洞窟の真ん中に小さなお地蔵様が一列に並んでいます。どこまで続いているのかと思いながら進んでいくと 道路に出ました。

その先に奥の院の入り口があります。

奥之院マントラ塔

金剛界・胎蔵界のマントラを表現されているそうです。

閻魔大王?の門をくぐって行くと、金色のマントラ塔があります。木彫りの仏像や、巨大な釈迦などが並んでいて不思議な雰囲気が漂ってました。

御朱印

とにかく見どころも多く 不思議で発見の多い楽しいお寺でした。

 

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