四国八十八ヶ所霊場 愛媛編
57番札所 栄福寺(えいふくじ)
瀬戸内海で起こる多くの海難事故を知ったお大師様が海神供養をしたところ、鎮まった海から阿弥陀如来が現れ、それを本尊として建てられたお寺で 海上安全祈願寺となりました。
山門は無く すぐにお大師様とお願い地蔵さまがいらっしゃいます
弘法大師像
お願い地蔵
鐘楼
本堂
御本尊 阿弥陀如来坐像
秘仏ですが 現住職が本堂で婚礼を挙げた時に開帳されたそうです。
仏足石
二石⁉両端にあるのは珍しいですね。
大師堂
薬師堂
金毘羅堂
箱車
本堂に奉納された箱車があります。
箱車伝説
箱車伝説とは 15歳の時四国遍路をしていた少年は足が不自由なため、犬が引く箱車に乗って巡礼をしていたそうです。
その少年は栄福寺で参拝を済ませた時 乗っていた箱車が犬に引っ張られて本堂から転倒してしましました。
しかしその少年の不自由だった足が治ったというのです。 その後ご利益に感謝し 箱車を奉納した というお話です。
それ以来、このお寺は足腰守りのお寺として信仰を集めているそうです。
犬塚池には工事中のため行きませんでしたが もう一つ犬に関する伝説があります。
犬塚池伝説
愛媛県今治市の犬塚池伝説は、四国八十八箇所の57番札所である栄福寺と58番札所の仙遊寺の2つの寺を掛け持つ住職が、一匹の黒い犬を飼っていたという話です。
この犬はとても賢く、住職の用事を二つの寺の間を行き来して伝えていました。ある日、仙遊寺と栄福寺の鐘が同時に鳴ってしまい、犬はどちらに行けばよいのか迷ってしまいました。右往左往するうちに、犬は途中にある池に落ちて溺れ死んでしまいました。これを悲しんだ村人たちは、池のほとりに犬塚を建て、犬塚池と呼ぶようになったと言われています。
トイレ
国産材の檜などの間伐材として組み立てることができる独自の工法で、「2012年度グッドデザイン賞」を受賞されました。
演仏堂
御朱印
ちなみにこの栄福寺は映画「ボクは坊さん」のロケ地になったそうで 原作者は、住職の白川密成さんだそうです。
歴史あるお寺に近代的なものを取り入れている ある意味新しいお寺と言えるのではないでしょうか。
へんろ道
今回は56番札所泰山寺から歩いてきたので へんろシールを探しながら歩いてきました。
やはり見つけずらい時もあってへんろ道から外れることもありましたが このシールを見つけるとなんだか嬉しくて楽しい歩きお遍路でした。