四国八十八か所を知って ゆるくまわろう(車お遍路)高知 愛媛編 5

四国八十八か所霊場巡り

四国八十八ヶ所霊場 高知 愛媛編 

38番札所 金興福寺

四国最南端 足摺岬の突端に立つ金剛福寺

空海は、足摺岬で補陀落の世界を感得し、伽藍の建立時に嵯峨天皇から補陀洛東門の勅額を受け、三面千手観世音菩薩を刻んで堂宇を建立したのが始まりといいます。
唐から帰朝する際、空海は日本に向けて金剛杵(五鈷杵)を投げたとされ、『観音経』の「福聚海無量」から金剛福寺と命名しています。
歴代天皇の勅願所となり繁栄しました。

ビロウなどの亜熱帯植物に囲まれた広大な敷地。本堂の左手に大きな池があります。

本堂左手に大師堂があり 境内にはほかに、多宝堂、愛染堂、不動堂、弁天堂があります。

足摺岬

ここまで来ました四国最南端の岬

足摺岬で壮大な景色を楽しみました。

展望台へと続く広場には、多くの幕末の志士に影響を与えた郷土の偉人 ジョン万次郎の銅像があります

展望台からの視界は270度 (東は足摺岬から西は叶崎までの海岸美が一望できます)。彼方にのぞむ水平線がアーチ状に見え、地球が丸いことが実感できます。

今回は行きませんでしたが 「足摺岬灯台」「地獄の穴」「ゆるぎ石」「白山洞門」などまだまだ見どころはたくさんあるので次に来た時は是非行ってみたいです。

39番札所 延光寺

修行の道場と呼ばれる高知県16ヶ寺最後の札所、第39番延光寺。


本尊である薬師如来は “目治し薬師” と呼ばれ信仰を集めています。

お大師さまがこの地を訪れた際、浄水が無い事を嘆かれ、本尊である薬師如来の啓示を受けた場所を掘ると水が湧き出て 大師はこの霊水を閼伽井(=あかい、神仏に捧げる水を汲む井戸)に用いた他、眼を洗えば薬師如来の加護により眼病が治る、もしくは病を防ぐと後世に伝えたそうです。

本堂横にある清水が湧く井戸とお地蔵さまがありましたが 今は感染予防対策のため使用禁止となっていましたので お参りだけして来ました。

ある日、池に居た赤いカメが姿を消し、再び現れた時に甲羅に銅鐘を背負って海中から現われたので寺号を赤亀山院延光寺と改めた。

40番札所 観自在寺

「修行の道場」を打ち終えていよいよ「菩提の道場」へ

(といっても諸事情で高知はまだ残っている札所もあるのですが・・・)

とにかく今回はここが最後 愛媛県まできました。

四国八十八ヶ所霊場第40番札所として門前町が開けましたが、四国霊場1番札所からは最も遠いため、「四国霊場の裏関所」との別名も。

仁王門をくぐり石段を上がると本堂、横に納経所。右手に大師堂。

撮り忘れましたが 仁王門の天井には十二支の方位盤がありました。

昭和53年、十二支守り本尊として 千手観音菩薩(子年)、虚空蔵菩薩(丑・寅年)文殊菩薩(卯年)、普賢菩薩(辰・巳年)、勢至菩薩(午年)、大日如来(未・申年)、不動明王(酉年)、阿弥陀如来(戌・亥年)
の八体の石像が彫刻されました。自分の干支の守り本尊にお水を掛けて、願いを込めることができます。

参拝を終えて

今回の区切りうち参拝は 一泊二日で高知の西側を回りました。

歩いている方々をよくみかけますが 歩きお遍路の方は本当に凄いです。車お遍路の私たちでさえ結構きついのに尊敬します。

まだ高知市内の4か所の札所は 歩いて行けたらいいなぁと思っています。

引き続き頑張りましょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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